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昔見たようなレトロなメンブレンキーボード
【ぺリックス】PERIBOARD-106 

キーボード

普段、私はHHKBのキーボードを使用しているのですが、スプレッドシートなどで数字入力をする機会が増えたため、フルサイズのキーボードを購入してみました。
それがこちらです。

ドイツメーカーのPerixx(ぺリックス)から販売されている、PERIBOARD-106 というフルサイズのメンブレンキーボードです。
私のようなベテランのおっさんにはどこか懐かしい、レトロな感じのキーボードですね。
カラバリは、ブラック、ホワイト、ベージュ、の三種類。
むろん、レトロを前面に押し出したカラーが、上記の画像のベージュとなっています。
私は英語配列を購入しましたが、日本語配列もちゃんと販売されているのでご安心を。

HHKBと比べるとこんなにも大きさが違います。
私も久しぶりにフルサイズのキーボードを購入しましたが、まるでアメ車のようなドッシリ感にやや戸惑っております。
このキーボードを購入する前は、HHKBとテンキーパッドを使用していたのですが、前々からぺリックスのPERIBOARD-106が気になっていたこともあり、とりあえず購入してみた次第です。

HHKBと同じ静電容量無接点方式のREALFORCEを購入しようかと思いましたが、そんなお高いキーボードをぽんぽん買えるほど私はお金持ちではありません。
なので妥協してお安いぺリックスのキーボードにしたわけです。
以前はもっと安かったのですが、現在は円安の影響か4500円~5000円でぺリックスのストア(Amazonや楽天)から購入することができます。

ちなみに英語配列のベージュは在庫切れが続いていたのですが、楽天のストアに在庫が復活したため、楽天のぺリックスから購入しました。
Amazonではぺリックス以外のストアも販売していますが、正規の価格とは違うので気をつけてください。
販売元がぺリックスジャパンであれば問題ありません。

箱の画像の色合いよりも実物のほうがベージュ色が強く、よりレトロに感じます。
私が半世紀近く前(大げさ)に新入社員として入社した会社でも、こんなキーボードを使っていたような。
もう遠い記憶で定かではありませんが……。
とにかく私のようなおっさんには懐かしい感じのキーボードであることに間違いありません。

裏側はこんな感じ。
一段階のチルトスタンドが付いていて、ケーブルは二方向のどちらかに這わすことができます。
スタンドには滑り止めのゴムはないので、机の天板によっては少し滑るかもしれません。

さて、肝心の打ち心地についてですが。
カチャカチャ感がやや強めの、メンブレンぽくないメンブレンといった感じでしょうか。
メカニカルの茶軸に似てるとの評価を見た気がしますが、cherryの茶軸を所持している私から言わせてみれば、茶軸とはまた違った打鍵感です。
メンブレン特有のポコポコ感はあるのですが、カチャカチャ感も相まって、メカニカルとメンブレンの良いとこどりのような打鍵感が指先に伝わってきます。
ぶっちゃけ、打ち心地はHHKBのほうが上なんですが、メンブレンのわりによくできたキーボードだと思います。
押下圧もHHKB(45g)とそれほど変わらず、長時間のタイピングでもそれほど指が疲れません。

ただし、気になる点がいくつか。
まず打鍵音がそこそこうるさいです。
メカニカルとそん色ないほどカチャカチャしますので、それが許されない環境であれば要注意。
これを図書館に持ち運んでタイピングしようものなら一発退場です。
壁の薄いアパートであれば隣の部屋に住むヤンキーからの壁ドンは必至、最悪騒音トラブルでなんらかの事件に発展しかねません。
ちょっと誇張しましたが、そこそこ打鍵音のうるさいキーボードであることは確かでしょう。

というのもそれには理由があります。
一番カチャカチャ音が大きいのが、スタビライザーの付いているキーです。
とくに英語配列はスペースキーが長いため、耳障りなスタビライザーのカチャカチャ音が響きます。
メーカーでスタビライザーの針金にグリスを塗布しているのですが、あまりカチャカチャ音が軽減されていないんですよね。
なので私は自分で騒音対策を施すことにしました。

上の画像を見てください。
スペースのキーキャップに針金が付いていますよね。
これがスタビライザーで、キーの端っこを押しても水平に押下されるようになっています。
その針金折れ曲がった部分を、本体のツメ部分に引っ掛けるわけですが、針金とツメの接触部分にグリスを丁寧に塗りなおしても、不快なカチャカチャ音は消えませんでした。
比較的粘土の高いグリスを使用してもダメだったので、グリスだけの対策は難しいでしょう。
なので私はツメの部分にビニールテープを貼り付けて対処してみました。
調べに調べた結果、針金とツメ部分の接触でカチャカチャ音が響くことが判明したので、そこにビニールテープを貼り付けた次第です。
すると案の定、不快はカチャカチャ音がほぼなくなり、メカニカルっぽい感じの良い打鍵音に変わりました。

ビニールテープを貼るだけで対策できたので、あえて私はグリスを塗りませんでしたが、赤丸の箇所にグリスを塗ることで、よりカチャカチャ音対策になると思います。

画像はAZのプラスチック用のグリス
こんな感じの粘度が高めのグリスですね。


とにかく、絶縁テープのようなビニールテープを貼り付けるだけで対策できます。
ちなみに、私の家には赤色のビニールテープしかなかったので、仕方なく赤色のテープを使いました。
絆創膏でも代用できるのですが、ビニールテープのほうが貼り付けやすいです。

英語配列であれば、スペースキー以外、スタビライザーのあるキーは、上記画像の赤丸の箇所。
この全てのツメ部分にビニールテープを貼り付けたので、完璧なキーボードへと仕上がりました。
日本語配列に関しては、左Shift、スペース、Enter、テンキーの三ヵ所、にスタビライザーがついているはずです。
キーキャップを外すときはメカニカル用のキープラー(針金タイプ)を使えば簡単に外れます。


※スタビライザーのキーを外すときは破損しないようにじゅうぶん注意してください。あくまでも自己責任でお願いします。

それとキーの同時押しのチェックサイトで試してみましたが、キーの同時押しは4つまででした。
私はゲームはやらないのでわかりませんが、複数の同時押しが重要なゲームをする方は気をつけてください。
事務作業とかであれば全然問題ないと思います。

以上、どこか懐かしレトロな感じのキーボード、ぺリックスのPERIBOARD-106の紹介でした!

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