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【レビュー】Anker Soundcore Life P3
1万円以下のコスパ最強ワイヤレスイヤホン  

TWS

2021年8月12日、日本全土に激震が走りました。
なんと、Ankerのワイヤレスイヤホン、 Soundcore Life P3が突如として国内発売されたのです。
Life P3といえば、言わずと知れたLife P2の後継機。
Life P2といえば、全世界で累計100万台以上をぶちかましたしたという、コスパ最強の化け物ワイヤレスイヤホン。
その正当後継機であるLife P3が彗星のごとくAmazonジャパンに舞い降りたのです。
海外ではすでに販売されており、日本でもそろそろ販売されるんじゃね? という噂はあったものの、事前告知なしの発売に私も度肝を抜かれました。
しかも、発売を記念しての20%引きセール特価。
ブラックに限っては7,192円の大盤振る舞いです。(その他のカラバリは7,992円)

むろん、私は光の速さでポチりました。
なにせ前モデルのLife P2は私が初めて購入したワイヤレスイヤホンであり、その手ごろな価格(Amazonタイムセール、4,000円で買いました)と音質にはたいへん満足していたのです。
その後継機のLife P3が出た以上、ポチらずにはいられません。
というか、台数限定のセールなので、慌てて一番安いブラックをポチリました。
そしてLife P3が私の手元に届きましたので、進化したその性能についてLife P2と比べながら詳しくレビューしたいと思います。

スペック

Soundcore Life P3Soundcore Life P2
イヤホン本体の使用時間7時間 (ノイキャンで6時間 )7時間(ノイキャンなし)
ケース込みでの使用時間35時間40時間
Bluetoot バージョン5.05.0
コーデックSBC、AACSBC、AAC、aptX
ドライバーサイズ11㎜6㎜
チップセットBES2300?(らしい)Qualcomm aptX
ワイヤレス充電対応未対応
イコライザ設定などのアプリ対応未対応
ケース充電口type-ctype-c
防水IPX5IPX7
通常価格ブラック8,990円 その他のカラバリ9,990円4,999円

まず、特筆すべき点ですが、Life P2 にアクティブノイズキャンセリングはありませんが、 Life P3 にはそれがあります。
ドライバーサイズも11㎜にアップされており、音質の面でも進化が見込まれます。
チップセットが変わったらしいのでaptXには対応していませんが、Ankerの最上位機種、Liberty Air 2 ProもaptXには対応していませんので、そこに関してはそれほど心配する必要はないでしょう。
あくまでも噂ですが、Life P3とLiberty Air 2 Proのチップセットは同じものを使っているらしいです。

防水に関してはIPX5にグレードダウン。
Life P2はIPX7なので風呂でも余裕で使えますが、生活防水程度あれば全然問題ないと思います。
ノイキャンを搭載したことで周囲の音をマイクで拾う必要があり、防水レベルを下げるしかなかったのでしょうね。

付属品

説明書関係はいいとして、type-cの充電ケーブルとサイズの異なるイヤーチップが付属されています。
イヤホン本体に始めから装着されたものを含めて、5つのサイズのイヤーピース。
ちなみに私は下から二番目のSサイズを使っています。

外観と装着感

充電ケースはかなりコンパクトになりました。
そしてなによりもLife P3の開閉具合が格段に向上。
Life P2は閉じたときに上蓋が少しカチャつくのですが、Life P3にはそれがまったくありません。
しいて言うなら、高価な化粧メーカーのコンパクトケースをパタッと閉じる感じ。
私はおっさんなので化粧なんかしたことないですけど。
ちなみに、私はSONYの3万円以上もするワイヤレスイヤホン、WF-1000XM4も購入しましたが、その充電ケースですら上蓋が少しカチャつきました。
充電ケースの閉まり具合はLife P3がブッチギリで優勝です。

手前がLife P3で奥がLife P2。
Life P2は物理ボタンですがLife P3はタッチセンサーに変わりました。
Life P3のセンサー部以外はツルっとした仕上がりですね。
サイズはほんの少しLife P3の方が小さいのではないでしょうか。

イヤホンの外観やイヤーピースの形はそれほど変わっていないと思うのですが、装着感は断然、Life P3が上。
イヤーピースを奥まで突っ込まなくてもフィットするので、それほど圧迫感を覚えません。
これに関しては個人差もあるでしょうが、明らかにLife P3の装着感は向上しました。

あと、画像を見てもらえばわかるとおり、Life P2はケースから出した状態で音楽を再生していないとき、LEDが謎の点滅を開始します。
これが非常にウザい。
暗い部屋でイヤホンを耳にはめていると、ピカピカ点滅するのが視界に入ってくるんですよ。
Life P2はなんでこんなアホな仕様にしたんでしょうか。
その点、Life P3は謎の点滅がなく目がやられる心配がありません。
というか、イヤホン本体にLEDが見当たらないので、充電ケースのLED(三つのランプで充電具合がわかります)だけが光るようです。

カラバリと価格

出典:Anker

カラバリは、左から、ネイビー、オフホワイト、ブラック、ライトブルー、コーラルレッドの5色。
通常価格はブラックだけが8,990円でその他が9,990円です。
本当はライトブルーかオフホワイトがほしかったのですが、ブラックが安いのでそちらを選びました。
今はAmazonの発売記念セールで ブラックが7,192円
他のカラバリは7,992円
ぶっちゃけ、7,000円と8,000円の差です。
こんなんブラック買ってまうわ。
Ankerさん、できればカラバリで価格の優劣をつけるのはやめてください。
ただでさえハゲかかったおっさんの私は劣等感を抱いているんです!

ともあれ、発売記念セールは各色台数限定らしいので購入を考えて方はお早めに。
私が調べた情報ではブラックが2000台
オフホワイト/ネイビーが2色合計2500台
ライトブルー/コーラルレッドが2色合計500台
これが売り切れると通常価格に戻ります。
Ankerの1万円クラスのイヤホンはあまりタイムセールをやらないので、このチャンスを逃さないほうがいいかもしれません。

音質

Life P2に比べてLife P3の音質はかなり向上しましたね。
Life P2はドンシャリ気味でキンキンとした高音がやや耳に刺さります。
それに対し、Life P3の高音域は若干マイルドに調整されているので聴き疲れすることがありません。
私は始め、それがこもった音に感じられたのですが、よくよく聴き比べてみたところ、Life P3の音質は優しくて綺麗な響きだということがわかりました。
しかもイコライザで高音をクリア寄りに調整すると、高価なワイヤレスイヤホン並に音質が化けます。
これはマジですごい。

Life P3はドライバーが11㎜ということもあり、低音の迫力も損なわれてはいません。
全体的に音場が広がり、各楽器の分離感も聞き取りやすかったです。
Life P2の高音強めのクリア音質も嫌いではないですが、Life P3はWF-1000XM4にも似た上品かつ迫力のあるサウンドを楽しめます。
いや、マジで。
私のような耳がバカになりかけたおっさんには、お手頃価格のLife P3が最適解なのかもしれません。

しかもWF-1000XM4は値段が値段だけにめちゃくちゃ気を遣います。
アスファルトに落として傷をつけようものなら、しばらくは心の傷も癒えることはないでしょう。
だから私は4,000円で買ったLife P2の使用頻度が一番多かったです。
Life P2であれば神社の階段の一番上から転がり落ちてもメンタル的にはへっちゃらですからね。
今回購入したLife P3は1万円クラスのイヤホンなので多少気を遣いますが、 半年も経てば傷など気にすることなくガンガン使っていると思います。
そういった面も鑑みると、Life P3はとても優秀なイヤホンなのではないでしょうか。

あと、みなさんが気になるのはホワイトノイズだと思います。
これに関してはまったく心配ありません。
Life P2はQualcomm製のチップということもあってか、ほんの少しだけホワイトノイズが耳につくことがありました。
しかし、Life P3はチップの変更が功を奏したらしく、ホワイトノイズはまるで皆無。
いっさいのストレスを感じることなく音楽に集中することができます。
他社のワイヤレスイヤホンでホワイトノイズにお悩みの方は、是非、Life P3の澄んだサウンドを試してもらいたいですね。

ノイズキャンセリング

これに関してはイヤーピースの装着具合が大きく関係します。
遮音性を保って適切なサイズのイヤーピースをしっかりと装着すれば、扇風機の弱風ぐらいは打ち消してぐれるぐらいの性能を発揮します。
それと、ノイキャンをかけた状態では、標準モードよりもなぜか低音に迫力が増すんですよね。
ノイキャンが必要なくても、常にノイキャンをかけたほうが音質的にはいいかもしれません。
まあ、ここらへんは好みにもよると思いますが。

外音取り込みモードは普通に使えるレベル。
イヤホンをつけたままでも人との会話に問題はありません。
ただ、マイクで集音するだけに若干の違和感があるので、音楽を聴には不向きかと思います。

アプリ

先述したとおり、Life P3はSoundcoreのアプリに対応しています。

これがメイン画面。
各項目について説明します。

モード設定

ノイキャンの設定は上記の3種類。
私にはあまり違いが感じられなかったので、とりあえず交通機関に設定しています。
それでも一番ノイキャンの効果が強いのは交通機関だと思いますので、交通機関にしておけばいいのではないでしょうか。

ゲームモード

遅延が抑えられるようですが、これをONにしなくても遅延はさほど感じられません。
音ゲーであれば遅延にシビアでしょうから、その際はONにしておけばいいと思います。
それでも少なからず遅延は発生すると思うので、過度の期待はしないほうがいいかもしれません。
現に、某ユーチューバーも同じことを言っていました。
まあ、気休め程度の機能でしょう。

イコライザー

はじめからプリセットがたくさん用意されています。
画像が見切れていますが、デフォルトも含めて21種類。
カスタム設定もできるのでお好みの音質を探してみましょう。

コントロール

センサーのタッチ方法は、シングルタップ、ダブルタップ、二秒間長押し、この3種類。
この3種類に、音量調節、ノイキャン切り替え、曲送りなどを割り当てることができます。
Life P2ではイヤホンで音量調節ができなかったのでありがたいですね。
ちなみに、イヤホンのスティックを親指と中指で挟み、人差し指で操作すると誤操作がしにくいと思います。
ノイキャンの切り替え時のみ、種類の違う音が鳴るので判断がつきますが、それ以外のタッチ音は鳴りません。
タッチ音を鳴らしたい場合は、メイン画面の歯車マークからタッチ音をONにできます。

睡眠モード

鳥の声や水滴の音など、ヒーリング的なBGMを奏でることができます。
おそらく、この機能を使う人はこの世に存在しないでしょう。

イヤーチップ装着テスト

ここで不合格が出ると著しくノイキャン効果が損なわれます。
しかし、合格=イヤーピースの圧迫感が強めいう諸刃の剣。
なので私はあえて不合格の道を選びました。
ノイキャン買った意味ないじゃん! というツッコミはなしで。

まとめ

結果としてはLife P3を買って大満足。
音質も期待以上の出来ですし、日常使用でガンガン使えるイヤホンだと思います。
これまでLife P2を使っていた人は、間違いなく買い。
わざわざ高価なイヤホンを買わなくても、それに見合った音質を奏でられるといっても過言ではありません。

WF-1000XM4のようなフラグシップをお持ちの方でも、Life P3は本当におすすめです。
駅のホームで線路にWF-1000XM4を落とそうものならショックでリアルに頭がハゲますが、Life P3であればまだ諦めがつきます。
間違って洗濯機で洗って壊れたとしても、神サポートのAnkerならワンチャン、新品と交換してくれるかもしれません。
かつて私はLife P2を購入時、Ankerにこんな問い合わせをしたことがありました。

「ねえねえAnkerさん、Life P2をPCで接続したとき、左右の音量バランス調整できないんだけど、どうなってんの?」

と。
すると先方からは、それは仕様だと言われたのですが、快く返金の提案を申し出てくれました。
その神対応にえらく感動した私は、金を返してもらいたい気持ちをグッと堪え、今でも大切にLife P2を使わせて頂いております。
まあ、結果的に、PCでも左右の音量バランスを調整できたわけですが、それはこちらの記事を参照してください。

なんにせよ、Ankerのワイヤレスイヤホンはコストパフォーマンスに優れているのは周知の事実。
それでいてLife P3は価格以上の性能をきっちりと引き出しています。
Life P3に限らず、私はこれからも末永くAnkerさんの製品にお世話になることでしょう。

それと、本記事に関係して、絶対に買ってはいけないワイヤレスイヤホンの商品ページの特徴をまとめてみました。
そちらもあわせてお読み頂ければうれしいです。
記事はこちら↓

以上、Soundcore Life P3のレビューでした!

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