先日、RazerのViper Miniを購入しました。
私の手は、中指の先端から手首まで18センチあり、成人男性にしてはやや小さめです。
そんな自分の手に合う、ちょっと小ぶりなマウスがほしいなと思い、Viper Miniを購入した次第です。
しかし、いざ使ってみたところ、二階の窓からぶん投げたなるような品質だったため、やむなく返品するにいたりました。
正直、これは使いものになりません。
今回は、その理由ついてボロクソにレビューしたいと思います。
ただ、品質には個体差があると思うので、たまたま私の個体がハズレだっのかもしれません。
Amazonレビューを見る限り、☆五つで満足している方もたくさんおられます。
なので、私のレビューはあくまでも参考程度にとどめてください。
それでもなお、Viper Miniがほしいという猛者だけが、本記事最後の商品リンクを辿ることをおすすめします。
それははじめます。
一応、良いと感じたこともあるので、まずはそれから。
Viper Miniの良いところ
小ぶりなので握りやすい。
良いところは以上です。
Viper Mini の悪いところ
ここからが本番です。
ハゲかかったおっさんの私の怒りも、マグマのように沸々と煮えたぎってきました。
抜け毛上等!
ハゲ散らかす勢いでボロクソにこき下ろしたいと思います。
DPIボタンがビヨンビヨン鳴る
赤丸で囲った、このDPIボタン。
ここがバネのようにビヨンビヨン鳴ってめっちゃウザいです。
状況としては、指が斜めに引っかかったときですね。
たぶん、個体差だとは思いますが、ハズレ個体を引くとビヨンビヨン鳴りまくりです。
それでもまあ、この程度の不具合で怒るような私ではありません。
こんなことで怒っていたらエレコムのマウスなんか買えません。
一応、気になる人もいると思うので、こういう症状もあるんだな、とだけ覚えておいてください。
ゲーミングマウスのくせにリフトオブディスタンスが長い
リフトオブディスタンス(LOD)とは、マウスを持ち上げてセンサーが反応しなくなる距離のことです。
だいたいのゲーミングマウスは【1mm】程度。
それがこのViper Miniは【3mm】もあります。
このように、0.12mm厚のプリント用紙を重ねて計測したので間違いありません。
Viper MiniのLODはきっちり3mmでした。
LODが3mmもあると、ちょっとマウスを持ち上げただけでカーソルがあちこちに飛び、使いづらいったらありゃしません。
FPSなど、ローセンシでマウスを大きく振る人なんかは、なおのこと使いづらく感じると思います。
ちなみに、Razerのソフトウェア(Synapse)でLODを短くすることはできます。
しかし、どういうわけか、その設定がまるで反映されませんでした。
しかもLODの調整は、Razerのマウスパッドの種類ごとにしか設定できず、適当にマウスパッドを選択するとバグってカーソルがまともに動きません。
ちなみに、私が使っているのは、Amazonベーシックのマウスパッドです。
よくある布製のマウスパッドですね。
ていうか、Razerのマウスパッドを使っていない時点で、
「はあ? Amazonのマウスパッド? そんな安物使ってるカス野郎はお呼びじゃねーんだよwwwwwwwwwwww」
てな感じで、草生やしまくしで門前払いを食らったような気がします。
私のお布施が足りなかったのがいけなかったのでしょうか。
それはそうと、このLOD問題。
ファームウェアで対策されたらしいのですが、私が調べた限り、そのファームウェアでもそれほど修正にはいたっていないようですね。
私は後述の不具合により返品を決めていたので、ファームウェアまでは試していませんが。
とりあえず、LODのガバガバ加減は、エレコムの安物マウス以下の使用感です。
センサー周りの謎のプラスチック
私が返品を決めた理由がこれです。
まずはこちらの画像をご覧下さい。
この赤丸で囲った箇所。
センサー周りに付いている謎のプラスチック。
この黒いプラスチックが白いマウスソール(フッ素樹脂)より出っ張っているらしく、マウスパッドとガサガサ擦れてマウスの滑りがめちゃくちゃ悪いです。
おまけにこのプラスチック、表面がザラザラしてるんですよ。
まるでヤスリをかけているかのように、ガザガザ、ガサガサと、マウスの滑りを悪化させています。
言っておきますが、私の使っているAmazonのマウスパッドがウンコなわけではありません。
ウンコなのは謎のプラスチックであることは明白です。
Razerの設計者はなにを考えているのでしょうか。
せっかく滑りのいいフッ素樹脂のマウスソールが貼ってあるのに、これではすべてが台無しです。
マジウンコです。
設計者もウンコです。
しかも解せないのが、この謎のプラスチック、Viper Miniだけの仕様なんですよね。
それ以外のマウスに関しては、センサー周りにフッ素樹脂の白いソールが貼られています。
いくらViper Miniが廉価版といえ、わざと滑りを悪くしてどうするんですか。
同じ廉価版のDeathAdder V2 Miniですら、センサー周りには白いマウスソールが貼られているというのに。
この謎プラスチック問題。
どうやら個体差というわけではないようです。
私以外にも、たくさんの方がレビューなどでこの問題を取り上げていました。
中には、謎プラスチックを自力で剥がそうとする人もいるぐらいです。
私はTwitterでその人の画像を見ましたが、悲しいぐらいマウスがボロボロに変わり果てていました。
当の本人も、ボロボロと涙を流しながら謎プラスチックを剥がそうとしていたのは想像に難くありません。
これはもう設計者だけの責任ではありませんね。
Razerの偉い人の責任も重大です。
発売から二年近くもの間、たくさんのユーザーがこの問題を訴えていたであろうにも関わらず、それを修正せずに販売を続けているのですから。
私は言いたい。
声を大にして言いたい。
ユーチューバーに新製品をバラ撒く暇があったら、さっさとViper Miniの謎プラスチックを廃止しろ!
と。
まとめ
上記で述べた、リフトオブディスタンス問題及び、謎プラスチック問題は、私も購入前からわかっていました。
それでも、高評価のレビューも多かったですし、「ハズレを引かなければ大丈夫じゃね?」ぐらいに思っていました。
しかし、実際に手元に届いたViper Miniは、ハズレもハズレ、大ハズレ。
神サポートのAmazonだから返品を受けつけてくれたものの、この問題をほったらかしているRazerだけに、メーカー保証にはあたらないのかもしれません。
Amazonには本当に感謝しております。
ちなみに、Razerの保証を受けるには、不具合のある製品を代理店(MSY株式会社)に送り、なおかつ、片道分の送料を自分で支払う必要があります。
何度も保証を受けると安いマウスが一個ぐらい買えるので注意してください。
ロジクールなんかは送り返す必要はないんですけどね。
最後になりますが、Viper Miniを絶賛している人が多いのもまた事実。
運悪く私がハズレを引いただけなのかもしれません。
信じるか信じないかはあなた次第です。